「わかりやすい」はつくれる
Hi there.
ポケモンGOに夢中のtomoです。
みなさんは共通言語って意識したことがあるでしょうか。
世界的な共通言語といえば英語ですが、今回はもっとローカルな共通言語に関して少し。
むかしバーテンダー見習いをしていたころ、ウイスキーのテイスティングノートを熱心につけていました。
テイスティングノートとは、簡単に言えば「味の記録」や「感想」を自分用に記していくものです。
今となっては中学生の日記レベルに恥ずかしいノートですが、先日友人にそれを見られる事件(笑)がありました。
普段はウイスキーに興味を示さずビールばかり飲んでいる彼ですが、ノートを読むなり
「これわかりやすいね」
とひとこと。
見習い時代に店長から、意味不明と酷評されたノートだったので不思議に思い読み直すことに。
テイスティングノートというと銘柄や年数を書き、
「琥珀色。ビターな中に薄く見えるミントの香り。ハチミツ、洋梨、シナモン、木苺を連想させる甘いフルボディ」
といったコメントをつけるのが一般的です。
しかし、当時舌の肥えていない私にはそんな細かな表現ができず、自分が多少なりとも知っている”音”になぞらえてノートを付けていました。
◆Milroy’s Rosebank Lowland Reserve 7 YO
60%だけに、口当たりキツめ。後に残らない。
ソーダで割ると特に個性を感じられなくなった。
B4 M5 H7
かなりハイファイ。
ストラト+Marshallの様な感じ。
※当時のまま書き起こしています
ほとんどの方は、これを見て「わかりやすい」といった感想は抱かないでしょう(笑)
しかし、これを「わかりやすい」といった彼には私との共通点がありました。音楽です。
音楽活動を行っている彼にとって、ウイスキーという知らないジャンルであっても自分の知っている世界の言葉で書いてあればスムーズに理解できるんですね。
実際、音楽をやっていてもこの表現で理解できるのはなかなか稀でしょうが…w
とまあ、共通言語を使っていたことにより通じたといった例でしたが、これコミュニケーションをとる際にとても大切なことなんですよね。
相手に何かを伝えたいと思ったら、相手が理解できる共通の言語で話す。
横文字や難しい単語を使うとなんとなくカッコイイような気がしてしまいますが、聞き手がストレスなく理解できる言葉こそ最高にクールですよね。
某化粧品のキャッチコピー風に言うと
「わかりやすい」はつくれる
といったところでしょうか(笑)
私が就いているディレクターという職は、様々な職種の方とやり取りをしなければいけないため、相手や状況に応じた「共通言語」が必要になります。
私自身まだまだ修行中の身ですが、自社からも他社からも
「あいつを介せばなんでもスムーズに進む!」
なんて思ってもらえるようになりたいものです。
相手との「共通言語」、少し意識してみてはいかがでしょう?
bye.
-
ダーマ神殿へようこそ 2016.07.28
- 一覧へ
-
「仕事のしかた」ワークショップはじめました 2016.08.05
関連記事
- 2017.12.13
- 2016.10.25
- 2016.07.25徒然なるままに