ココナツとウォーター
こんにちは!
ココナツ大好き、アシスタントディレクターMooです。
突然ですが、みなさんはココナツ好きですか?
日本ではあまりココナツって身近な食べ物ではなかったと思うんですけど、
少し前に“ココナツオイル”が流行ってからココナツへの注目度が高まりましたよね。
もうコンビニでもココナツウォーターも売ってますし、
ココナツウォーターのスポーツドリンクなんてのも売ってますよね。
ちなみに私、ココナツ“ミルク”は好きですが
ココナツ“ウォーター”は苦手です……。
これだけココナツが注目されているのはやはりココナツが体にいいからのようで、
Rock Me!の近くにある、砂糖・乳製品を一切使わないアイスクリーム屋さんでも
乳製品の代用品としてココナツミルクが使われています。
そのアイス屋さんに併設されているジュース屋さんで売っているジュースも
果物や野菜をミキサーにかけるときのベースにはココナツウォーターを使っているようです。
(サラサラさせるための水分としてココナツウォーターを使っているということです)
この間行った時も、店員さんが通りがかりのおばあちゃんにジュースの試飲を渡しながら
「オーガニックなんですー!」と言っておすすめしていました。
ちょっと前置きが長くなりましたが、
今日はそのアイス屋さんであったことを話します。
ショーケースに並ぶビタミンカラーのアイスクリームを眺めてどれにしようか選んでいるとき、
スタッフのお姉さんが
「ここに並んでいるアイスクリームはすべてココナツとウォーターで作ってるんです!
ココナツはとても体に良くて△◎□※○~」
と、いろいろ教えてくださいました。
効能は忘れました。笑
忘れたというより、
その説明に集中できなかったんです。
そのとき私が考えていたのは、
(ココナツと、“ウォーター”……?
ココナツと“水”でいいじゃないか。なぜわざわざそこを英語にするんだ。
外資系のアイス屋さんだからかな。
きっとそういうマニュアルなんだろうけど、
このお姉さんも“なんで水って言わないんだろう”って思わなかったのかなぁ。)
ということで頭がいっぱいでした。
きっとお姉さんが伝えたかったのはそのアイスの材料よりも
その材料を使ったことによってどんなメリットがお客さんにあるのか、
まさに“△◎□※○~”の部分だったと思うんですが
私の思考は完全に“ウォーター”に持っていかれました。
これって、伝えたいメッセージの中にノイズが入っちゃってるんだと思うんですよね。
私がRock Me!に入って最も苦労していることのひとつ。
おしゃれ(風)な言葉とか、目を引く言葉を入れたはいいものの、
まわりとの調和がとれてなくて肝心のメッセージがくすんでしまう。
「それ、言いたいだけじゃない?」よーーーーく言われてました。
(今もです、はい。)
冒頭に話した、ジュースを試飲していたおばあちゃん、
“おーがにっく”って知ってるのかなぁ。
これも非常に苦労していることですが、
相手の立場に立って、相手の心に届く言葉を選択する必要がありますよね。
例えば、
・あきらめられない想い
・いっそ嫌いになりたい
どちらも片想いがうまくいってなくて、
苦しすぎてあきらめようとしているけれどもあきらめられない気持ちを表現しているんですが
「いっそ嫌いになりたい」の方がより
あきらめたいのにあきらめられなくて“苦しい”情景が浮かびませんか?
でもそこに
「ズキ胸ラブ!いっそ嫌いになりたい」
みたいな言葉が入るとまた雰囲気が変わってしまいますよね。
私が言葉について語るなんておこがましくて顔からファイヤーですが
文節ごとの雰囲気の紡ぎ方がうまくいくとき、多くの人の心に届くんじゃないかなぁと思い、
日々言葉と戦っております。
ムズカシイ……ほんと。
「やばい」とか「的な」で成り立つ会話に慣れてしまっているので本当に苦労しています。
「二人」と「ふたり」。この違いを問う世界。
ジュースを試飲していたおばあちゃんには
「オーガニック」よりも「添加物を一切使ってないんですよ~」でよかったんじゃないかな。
まぁそれも青山通りを歩くおばあちゃんだったらまた違うんですけどね!
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