クソゲー教育、はじまる。ミシシッピ殺人事件編
こんにちは。
今振り返れば、大切なことはみんな(初代ファミコンの)クソゲーに教わったなと思っている代表の小林です。
だからうちはクソゲー教育始めました。
まずはミシシッピー殺人事件。
チャレンジしているのは弊社の企画アシスタント、むーちゃんです。
謎解きゲームのくせに開始30秒でいきなり床が抜けたり(自分よりデブな助手は落ちない)、せっかく犯人の情報を集めても16号室に入るとナイフが飛んできて、ゲームオーバーになるあれ。
もちろんセーブ機能なんてない。
今風にいえば、ファイル保存できないWordで渾身の論文を書けと言われているようなものだ。
クソゲーは本当に理不尽で、何度も心を折られる。
カセットを投げるヤツ、
噛みつくヤツ、
友達に八つ当たりするヤツ、
いろいろいたなぁ。
実際、私は小学生のとき「ファミコン中毒」なんじゃないかというくらい、ゲームをやりまくった。
ファミコンには国内で1200近いゲームがあるが、ドラクエやFFみたいな超名作は全体の1割もない。
ほとんどはしょぼゲーか、クソゲーだった。
でも不思議なことなんだが。
オッサンになって酒を飲んでいると、名作ゲームの話題よりも当時はどうしようもないと思っていたクソゲーの話題のほうが圧倒的に楽しくて、しかも酒が美味くなる。
当時は
「俺の貴重な小遣いを無駄にしてしまった恨むべきゲーム」
だったのが、いつの間にか、
「愛すべき記憶」
になっている。
ご存知の通り、どんなにきれいごとを並べても、人生とはクソみたいな出来事の連続であります。
英語では”Shit happens”と言われるように、人生においてShitは不可避であります。
だけど、記憶から抹消したくなるようなクソみたいな出来事でも、信じられないことに生きているといつか愛すべき時間に変わる。
だから多くの人に、人生におけるクソゲーをもっと愛してほしい。
ちなみに私がよく発展途上国を旅するのは、このクソな出来事の発現率が飛躍的に上がるからだ。
ぼったくられたり、窃盗されたり、詐欺られたり。。。本当に理不尽で、心折られる。
でも、酒を美味しく呑むにはこれ以上の肴はない。
ミシシッピにチャレンジしたうちのむーちゃん(ゆとり世代)は
「ノートが必要ですね」
だって。意外とクソゲー耐性あるんだよね。
まぁ、ミシシッピはまだ序の口。
クソゲーの真の恐ろしさを知らないだけだがな。
くくくくく。
小林宗織
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