プロは毎日文化の日
こんにちは!
野菜大好き、アシスタントディレクターMooです。
みなさんシルク・ドゥ・ソレイユってみたことありますか?
動物の出てこないサーカスなんですけど、
Mooは先日ついにシルク・ドゥ・ソレイユデビューしちゃいました。
Rock Me!には、「文化の日」というイベントがありまして
これまでもリアル脱出ゲームに参加したり、スーパー歌舞伎を観に行ったりと、
様々なエンターテイメントに触れてきました。
その一環として先日観てきたのが、シルク・ドゥ・ソレイユの「トーテム」でした。
ずーーーっと気になりつつも行けていなかったので
とっても楽しみにしていました。。。
感想を言葉にしてしまうとどうしても稚拙な感じになってしまうのがもどかしい。
とにかく、一番最初から「人体って、美しい……」と心を奪われてしまいました。
さて、今回私は「テーマをどうやって表現しているのか」を勉強して帰ろうと挑みました!
サーカスに限らず公演って「テーマ」があると思うんですけど、
サーカスやダンスのような非言語の芸術って、テーマを表現するの難しいと思うんですよね。
Rock Me!で制作している占いについても、毎回コンセプトがありまして、
そのコンセプトに沿った世界観を表現するのに皆頭を悩ませるのであります。。。
占いは言葉が使えるので非言語とはちょっと違うんですが、
スピリチュアルな世界など、テーマそのものが非言語的なものを表現したいとき、
どんなデザインにすれば伝わるのかとか、そういうヒントを得られればいいな、と思っていました。
そんなこんなで迎えた当日。
まずは前半をテーマを知らない状態で見ました。
ネタバレしない程度にいうと、
様々な民族衣装を着た演者が素晴らしい技をたくさん見せてくれました。
それから、水辺を舞台に色んな生き物も出てきたので、
「文化」「命」かなーと思ってたんですが、
「異なる種と進化の歴史」
これがテーマだったようです。
ちょっと違った。
でも後半をみれば「進化」もなるほどと思いました。
やっぱり最後まで見ないとダメですね笑
で、結局もともと学びたかったことは「これだ!」というものは掴めなかったんですが、
ヒントっぽいものは得られたような。
ただ、今回予定していたこととは違うことだけど、
ためになったなーと思ったことがありまして。
それは、「ヒント」そのものについて!
実はこのトーテムの演出家の方、
日本の文化のファンらしいのですが
今回の舞台の真ん中にあった橋は、
歌舞伎の花道からヒントを得たんですって!
「えー!全然違うのにー!」と一瞬思ったけど
よくよく見たら、演者がいて、舞台の後ろの方に演者の演技に合わせて音楽を奏でるバンドがいるこの形式は
確かにトーテムも歌舞伎も似ていました。
でも歌舞伎のいろんな要素から「花道」をピックアップするなんて!
目の付け所にびっくりしちゃいました。
私なら絶対に花道を見ても何も思わない……笑
それはひょっとしたら私が日本人で、
「歌舞伎には花道があって、そこから役者が出てくる」という、もはや常識に近い知識を持ってたから何も思わないのかもしれませんが、
なんだか色々思いを馳せている間に
「そういえば我が師匠なりしまさんも思いがけないところからヒントを得てたりしたなぁ」と思い出し。
プロはどこからでもヒントを得るんだなぁ。
いつでもアンテナ高くはってるんだなぁ。
と、思いいたったのです。
「こういうことを学ぼう!」という心構えも悪くはなかったと思うのですが、
誰も気づかない魅力に気づける人にならないとダメだなぁと思いました。
当たり前と思わずに、
物事を景色にせずに、
きちんと見て感じていかねば……
トーテムにはそんなことも教えてもらいました。
みなさんの側にも、ヒントがたくさん転がってるかもしれませんねぇ。
-
学ばねば! 2016.04.20
- 一覧へ
-
ありがとうジョナサン・ケイナー 2016.05.04