コンビニの外国人店員とミツバチの話 side-B
こんにちは。なりしまさんです。
去年の桜かなんかが咲いているころ、「週に1本ブログを書く」と言っていた気がするのですが、なんやかんやでこんなに時間が経ってしまいました。
でも仕方ないんです。
去年は私、激動の一年だったんです。
だって年初にデヴィッド・ボウイはほんとにスターマンになっちゃうし
春にはヒムロックがほんとにLAST GIGSするし
秋にはカープが優勝するし
黒田は引退するし。
なんて激動の一年……!
というわけで久しぶりのブログです。
今、どうやら社長のブログがいろんな人に読まれてるっぽいので、そこに乗っかろうと思います。
そう、「アルバイト社員には責任ある仕事を一切任せるべきではないと言って頑なに仕事を抱え込んでいたベテランの一人」は私のことです。
でもね、これ、理由があるんです。
というのも、以前いた会社で、「10年選手のアルバイト」をゴロゴロ抱えこんでるところがあったんですね。10年間バイト。もはや社員に仕事教えてるのにバイト。その間、社員にならない?と声かけることもなくバイト。
それが、嫌だったんです。変なところで正義感あるからね、人の10年間をなんだと思ってるのか、と。なので、アルバイトはアルバイトとして割り切ってあげて、しかるべきときにさよならするか、責任持たせて社員にするかしようよ、と。そう思ってました。
以上言い訳。
さて、社長が書いているように、私も目がつり上がってました(垂れ目だけど)。四六時中神経が過敏になっていて、ギラッとあちこちに目を光らせてました(垂れ目だから迫力ないけど)。
エンジニアと私との間には毎年末に「高い寿司やさんで日本酒を飲みながらお疲れ様会」という恒例行事があるのですが、そこでも愚痴ってばかりいました。
もともと道産子なのでかなーりのんびりやさんだと思うのですが、いったんスイッチが入ると職人気質っぽくなるんですかね、「そいつぁお天道様のもとに出すわけにゃあいかねえ」と後輩のやることにいちいちチェックを入れてました。自分もいいだけ追いつめてました。
で、ある日急ブレーキをかけました。
社長が「こんな会社やっててもおもしろくない」と考えていたのと同様に、「もうこれ以上走りたくないし走るのい・や・だ」となったのです。
たぶん、エンジニアの彼も同じだったと思います。
そこからは社長のブログのとおり。スケジュールを本当にすっからかんにされました。今までイヤイヤやってた仕事があれもこれもなくなりました。
もちろん、もうこんな経験はしなくていいと思います、私も、周囲も。
でもね、この経験は悪いことばっかりじゃなかったと思うのです。
まず第一に、今まで全力疾走してたメンバーがほぼ同時に「あれ、これおかしいかも」と思えたこと。息も顎も上がりまくってたかもしれないけれど、がむしゃらに走ってるなかでも、ちゃんと同じ方向を向いてた。それはたぶんとても幸せなことです。
第二に、そうやってガッツリ走ったから、ここにきて謎の急成長(新婚旅行でギリシアの岩に頭を打った説が濃厚)を遂げているメンバーにも、ゆくゆくは社員になってがんばってみたいという「元はやめグセがひどかった」アルバイトの女の子にも出会えました。のんびり低い利益でやっていたら無理だったでしょう。
そして何よりも、全力疾走してから見上げるからこそ、空はとっても青くて広いのです。
古くさい根性論だと思われても。
本当に青くて広いんだからしょうがない。
というか、たぶん、全力疾走しなければ気づけなかったんです。
何が言いたいのかというとね、小さいころから大好きな歌の一つに、Always look on the bright side of lifeがあるんですが、これはそのとおりで、どんな経験も無駄でないし、たぶんbrightな明日を作ってくれる、そう思うのです。
(あらなんてきれいなおまとめ・笑)
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