スマフォでhostsの代用をする方法
弊社では占いサービスを展開しているのですが、プラットフォームによってはhostsを設定してテスト環境を利用するものがあります。
PCでは簡単に設定できるので問題ないのですが、スマフォ実機では普通のやり方ではhosts設定できません。(root化などが必要)
方法はいくつかあるのですが、今回はproxyサーバを立てて実現する方法を紹介します。
まずは物理サーバの用意ですが、数人が利用できれば良いレベルなので今回はRaspberryPiを使ってみます。
RaspberryPiはAmazonなどでさくっと購入できます。
SDカードが必要になるので、無い場合は一緒に購入した方が良さそうです。
OSインストール
RaspberryPi用にカスタマイズされたOSがいくつかあるのですが、メジャーそうなRaspbianにしました。
NOOBという便利なツールがあるので、こちらを利用してインストールします。
一番簡単な Raspberry Pi 用SDカードの作り方
IPの固定化
proxyサーバのIPが変動してしまうと困るので、IPを固定化しておきます。
/etc/network/interfaces を環境に合わせて編集してください。
ここではIPを192.168.1.200に設定しています。
再起動して反映させます。
squidのインストール
proxyサーバとしてsquidをインストールします。
RaspberryPiでのインストール方法を紹介してくれているサイトがあったので、こちらを参考にしました。
Raspberry Pi / Squid(Proxy Server): IT備忘録
hosts設定
sqidのIP解決にはRaspberryPi上のhostsが使用されるので、
変更したいhostの設定を行います。
スマフォの設定
スマフォのプロキシとして、先ほど設定したsquidのIPとポートを設定します。
– iPhoneでの設定例
設定アプリ > Wi-Fi > 接続しているアクセスポイントをタップ
一番下のHTTPプロキシで手動を選択
サーバ:先ほどのIPを指定
ポート:squidで設定したポートを指定
認証:squidで認証設定をしている場合はユーザとパスワードを指定
Androidでも同様の設定があるのですが、機種によって設定方法が違うので調べてみてください。
(機種によってはこんなのわかるかよ!ってところにあります^^;)
以上でスマフォ上でもhostsを使用した時と同様の設定を行う事が出来ました。
同じような状況で困ってる方はぜひ参考にしてみてください。
RaspberryPiはわりと安定していて、数ヶ月間、特にトラブルなく動き続けています。
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